バス便物件、本当に「安いだけ」で買っていい?大家目線で見る失敗しない中古戸建選び
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この記事で伝えたい結論は、「バス便物件は価格の安さに惹かれがちですが、貸す側・住む側双方にとってのデメリットを理解し、物件の状態をしっかり見極めることが何よりも重要」ということです。感覚ではなく、現場で実際に判断できるポイントを押さえることで、後悔しない中古戸建購入に繋がります。
なぜバス便物件に注意が必要なのか
「駅から徒歩圏内」という条件を外すだけで、物件価格はグッと下がることがあります。中古戸建、特に築年数の古い物件では、この「バス便物件」が多く見られます。安く買えるのは魅力的ですが、大家として貸し出す、あるいは自分で住むという視点で見ると、いくつかの現実的な課題が見えてきます。
現地で見るポイント:バス便物件の「利便性」を徹底チェック
- バス停までの距離と所要時間: 実際に物件から最寄りのバス停まで歩いてみましょう。夏場や雨の日、重い荷物を持っている時など、様々な状況を想像しながら確認します。不動産会社の言う「徒歩○分」は、あくまで平坦な道を信号を無視して歩いた場合の時間であることが多いです。
- バスの運行本数と時間帯: バスが1時間に何本運行しているか、終電は何時か、始発は何時かを確認します。特に通勤・通学で利用する場合、本数が少ないと生活が成り立ちません。深夜や早朝の便がないと、単身者や共働き世帯には敬遠されがちです。
- 乗り換えの有無: 目的地まで直通で行けるのか、乗り換えが必要なのかも重要です。乗り換えがあると、それだけで時間も手間もかかります。
- 周辺環境の確認: バス停周辺にスーパーやコンビニ、病院などの生活利便施設が揃っているかも併せて確認しましょう。バス停から家までの道が暗い、人通りが少ないといった場合も、住む人にとっては大きなマイナスポイントになります。
大家目線で見る「貸せる」物件かどうかの判断基準
価格が安くても、借り手がつかなければ意味がありません。バス便物件を貸し出す際に、どのような点がネックになるかを事前に理解しておくことが大切です。
購入前に確認すること:入居者の目線で考える
- ターゲット層の想定: どのような人がこの物件を借りる可能性があるか、具体的に想像してみましょう。単身者向けなのか、ファミリー層向けなのか。バス便物件は、車を持たない層や、近隣に勤務先がある層にターゲットを絞る必要があります。
- 周辺の賃貸需要: 同じような条件(バス便、築年数、広さ)の物件が、どれくらいの家賃で募集されているか、空室期間はどれくらいかなどを調べます。競合物件の状況を知ることは、自分の物件の賃貸戦略を立てる上で役立ちます。
- 家賃設定の現実性: 駅近物件と比較して、どれくらい家賃を下げれば借り手が見つかるかを試算します。安さだけで購入しても、期待通りの家賃設定ができなければ、採算が取れない可能性があります。
購入前に確認すること:建物の状態はどうか
バス便物件は築古物件が多い傾向にあります。外観だけでなく、水回りや構造部分の状態をしっかり確認しましょう。
- 外壁・屋根の状態: ひび割れや苔の発生、色あせなど、雨風にさらされて劣化が進んでいる箇所がないか。
- 水回りの状態: キッチン、浴室、トイレ、洗面台の蛇口からの水漏れ、排水の詰まり、カビの発生など。リフォーム費用は意外と高額になることがあります。
- 壁・床の傾きやひび割れ: 建物の構造的な問題がないか、確認できる範囲でチェックします。専門家による建物診断(インスペクション)も検討しましょう。
- 雨漏りの痕跡: 天井や壁にシミがないか、特に雨の日に確認できるとベストです。
- 断熱性・気密性: 築古物件は断熱材が入っていない、あるいは劣化している場合が多いです。夏は暑く、冬は寒くなりやすいので、住む人にとっては大きな負担になります。
大家目線での注意点:購入後にかかる費用
「安く買ったから大丈夫」と安易に考えず、購入後にかかる費用もしっかりと見積もりましょう。
- 修繕費: 古い物件ほど、想定外の修繕箇所が出てくる可能性があります。水回りの交換、外壁塗装、屋根の補修などは、貸し出す前、あるいは入居中に必要になることも。
- リフォーム費用: 借り手をつけるためには、ある程度の内装リフォームが必要になる場合があります。特に水回りは、最低限の清潔感を保つために交換しておきたいところです。
- 固定資産税・都市計画税: 物件の固定資産税評価額によって税額が決まります。価格が安くても、税金はかかります。
初心者がまずやるべきこと
バス便物件を検討する際は、まず「なぜこの物件が安いのか」を深く掘り下げることが大切です。不動産会社の担当者に聞くだけでなく、自分で足を運び、情報を集め、冷静に判断する癖をつけましょう。そして、建物診断(インスペクション)の依頼も視野に入れ、専門家の意見を聞くことも重要です。感覚や価格だけで判断せず、現場での確認と、大家としての目線を持つことが、失敗しない中古戸建購入への第一歩です。
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※アナデジ大家
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