【築古戸建】内見で「これだけは!」撮っておきたい写真リスト~大家目線で失敗しない物件選び~
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この記事で伝えたい結論は、「内見時にスマホで物件の『現在地』と『将来性』を判断できる写真を撮ることが、築古戸建購入における失敗を避ける第一歩である」ということです。安さに惹かれて衝動買いする前に、写真という「記録」を味方につけ、冷静に物件を見極めましょう。
なぜ、写真が重要なのか?
不動産の内見は、限られた時間の中で多くの情報を収集する必要があります。その場で「いいな」と思っても、後から冷静に振り返ったときに、記憶があいまいになってしまうことはよくあります。特に築古物件は、状態が一定ではないため、客観的な記録が不可欠です。
写真があれば、
- 後から冷静に比較検討できる
- 専門家(不動産会社、工務店など)に相談する際の共通認識となる
- リフォームのイメージが湧きやすくなる
- 物件の「クセ」や「隠れた問題」に気づきやすくなる
というメリットがあります。感覚だけに頼らず、記録に基づいた判断をすることが、大家としての第一歩です。
大家目線で「撮るべき写真」10選
ここでは、特に「大家として貸す・直す・管理する」という視点で、必ず押さえておきたい写真ポイントを解説します。
1. 外観全体(四方向から)
- 理由: 建物の「顔」であり、全体的な印象を掴むためです。周辺環境との馴染み具合や、敷地との関係性も確認できます。
- 現地で見るポイント:
- 建物の傾きや歪みがないか
- 外壁のひび割れ、塗装の剥がれ、雨染みは目立つか
- 屋根の色や状態(遠目でも、可能ならズームして)
- 敷地内に不要なもの(廃材、古い車など)がないか
- 撮るべき写真: 建物の前面、側面、裏面、そして少し離れて全体がわかるアングル。敷地境界線も意識して撮りましょう。
2. 雨漏りの痕跡(天井・壁)
- 理由: 雨漏りは、建物の構造を深刻に劣化させる最大の原因の一つです。早期発見・早期対応が必須です。
- 現地で見るポイント:
- 天井のシミ(変色、カビ、剥がれ)
- 壁のシミ、カビ、クロス(壁紙)の剥がれ
- 窓枠やサッシ周りの水滴跡やカビ
- 撮るべき写真: シミやカビのある箇所を、拡大して鮮明に。可能であれば、その周囲の状況も一緒に撮ると、原因特定の手がかりになります。
3. 基礎部分(外周・ひび割れ)
- 理由: 建物を支える土台である基礎の状態は、建物の耐久性に直結します。大きなひび割れは、不同沈下などのサインかもしれません。
- 現地で見るポイント:
- 基礎全体に目立つひび割れはないか(髪の毛のような細いものか、指が入るほどか)
- 基礎の欠け、崩れはないか
- 地面との間に隙間がないか
- 撮るべき写真: 基礎全体をぐるっと一周撮り、特に気になるひび割れや欠けがある箇所はアップで撮影します。
4. 水回り(キッチン・浴室・トイレ・洗面台)
- 理由: 水回りは、使用頻度が高く、経年劣化や漏水のリスクも高い箇所です。リフォーム費用もかさみやすい部分です。
- 現地で見るポイント:
- 蛇口やシャワーからの水漏れはないか(実際に水を流してみる)
- 排水溝の詰まりや異臭はないか
- タイルやコーキングの劣化(ひび割れ、カビ、剥がれ)
- 給湯器の年式と状態
- 床の沈みやカビ
- 撮るべき写真: 各水回りの全体像、そして蛇口、排水溝、タイルの状態など、細部がわかるように。
5. 構造部分(梁、柱、床下・小屋裏)
- 理由: 建物の骨格となる部分です。シロアリ被害や構造的な問題がないかを確認するためです。
- 現地で見るポイント:
- 梁や柱にひび割れ、欠け、変色はないか
- 床下に潜れる場合は、湿気、カビ、シロアリの形跡(フンなど)がないか
- 小屋裏(天井裏)に雨染みやカビ、断熱材の状況
- 撮るべき写真: 梁や柱の目立つ箇所、床下や小屋裏の全体像と、気になる部分のアップ。
6. 電気設備・配線
- 理由: 古い物件では、電気容量が不足していたり、配線が老朽化していたりする場合があります。火災のリスクや、増設時の制約につながります。
- 現地で見るポイント:
- 分電盤の容量(ブレーカーの数やアンペア数)
- 配線が露出していたり、古びていたりしないか
- コンセントやスイッチの破損、変色
- 撮るべき写真: 分電盤、露出している配線、目立つコンセントなど。
7. 給排水管(見える範囲)
- 理由: 給排水管の劣化は、水漏れや詰まりの原因となります。材質や状態によって、交換費用が大きく変わることも。
- 現地で見るポイント:
- 配管の材質(塩ビ管、銅管、鉄管など)
- 配管のサビ、腐食、水漏れの跡
- 断熱材が巻かれているか
- 撮るべき写真: キッチン下、洗面台下、浴室周りなど、見える範囲の給排水管。材質がわかるように。
8. 窓・ドア(開閉、鍵)
- 理由: 断熱性、防犯性、利便性に関わります。開閉がスムーズか、鍵はしっかり機能するかは重要です。
- 現地で見るポイント:
- 窓やドアの開閉はスムーズか(きしみ、引っかかりはないか)
- 鍵は問題なく施錠・解錠できるか
- サッシの歪みや破損
- ガラスの割れや結露
- 撮るべき写真: 全ての窓とドアの開閉部分、鍵の部分。
9. 周辺環境(騒音、日当たり、通風、隣家との距離)
- 理由: 物件そのものだけでなく、住む上での快適性や将来的な資産価値に影響します。
- 現地で見るポイント:
- 昼間と夕方など、時間帯を変えて訪問し、騒音(交通量、近隣の工場など)を確認する
- 日当たりの良さ(方角、時間帯)
- 風通しの良さ
- 隣家との距離、プライバシーの確保
- 敷地境界線の確認
- 撮るべき写真: 窓からの眺望、周辺の音源(確認できれば)、敷地境界。
10. 特記事項(気になる点、リフォームの可能性)
- 理由: 「ここは直したいな」「こうすれば良くなりそう」という、自分のアイデアや懸念点を記録するためです。
- 現地で見るポイント:
- 想定外の段差
- 間取りの使いにくさ
- 将来的にリフォームしたい箇所の現状
- その他、不動産会社の担当者から説明を受けたが、腑に落ちない点
- 撮るべき写真: 気になる箇所、改善したい箇所の写真。
初心者がまずやるべきこと
まずは、今回紹介した「10選」を意識しながら、中古戸建の内見に臨みましょう。そして、撮った写真を元に、信頼できる不動産会社や建築士・工務店に「この物件、どう思われますか?」と相談することから始めてみてください。数字や事実に基づいた会話を重ねることが、着実な一歩となります。
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※アナデジ大家
戸建てを中心に不動産賃貸業を行っています。
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